【縦巻き・横巻き理論】

【縦巻き・横巻き理論】

上の図のように、人間の身体の動きは左右対称ではなく、 左右どちらかで縦巻き・横巻きが存在します。
人によって右縦巻き・左横巻きのパターンと右横巻き・左縦巻きのパターンがあります。

縦巻き側は体を上下に動かすのに適していているので、縦巻き側で横の動きを繰り返すと体のバランスが崩れ、歪みの原因になります。

例えば、右利きで右が縦巻きの人がテニスをしたとします。右が縦巻きなのでサーブやスマッシュなどの腕を上下に動かす動作は得意ですが、ストロークのように横の動きは不向きで、ストロークを頑張って練習すればするほど、身体のバランスが崩れ上達しません。
このようなスポーツの左右の動きは、テニスに限らず野球、バスケ、サッカー、ゴルフなども同様です。この縦巻き・横巻き理論を熟知して施術をすることで、身体の歪みを根本から改善すること以外に、縦巻き・横巻きの身体の使い方を患者さんにアドバイスすることができ、よりスポーツのパホォーマンスの向上と故障や怪我の予防ができます。

さらに、縦巻き・横巻きには 母親の巻き方に関係する、つまりは“遺伝”があります。
具体的には母親からみて娘(女性)、息子(男性)でそれぞれ異なった法則があります。

“体のバランス(調和)を取る”ことです。
つまり、可動域改善や身体の緩みだけの反応を主でみるのではなく、 身体全身のバランスを考えた施術が大切だということです。
例えば、マッサージや整体は身体を全体的に、または左右同じように施術しますよね。
これでは、身体の縦巻き・横巻きを考慮していないので、真の意味での身体は整わないで、かえってバランスが崩れてしまいます。

そうすると、その患者さんの身体の状態が自然に調整され、 それが施術効果の維持にもつながるのです。
このように知らず知らずとはいえ、悪い状態にしてしまわないように まずはこの理論を知ることが重要と言えるのです。